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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻4号

2000年03月発行

増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている

Ⅰ.主訴からみた診断指針

血尿

著者: 丸茂健1 村井勝2

所属機関: 1東京電力病院泌尿器科 2慶應義塾大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.23 - P.27

文献概要

1 はじめに
 血尿は,尿コップに尿をとり,明らかに血液の混入と判断できる肉眼的血尿と,尿沈渣を検鏡して赤血球の排泄が認められる顕微鏡的血尿に分類される。また,疝痛発作,排尿時痛,発熱,浮腫,高血圧などの随伴症状を伴う症候性血尿と,これらの症状を欠き,血尿のみを認める無症候性血尿に分類される。血尿は尿路疾患の重要な症候の1つであるが,その原因は多岐にわたり,訴え,年齢,性別,既往歴,診察所見をもとに検査を行い,診断を下す必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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