icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻4号

2000年03月発行

増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている

Ⅱ.外来検査法のポイント

排尿時膀胱尿道造影検査,逆行性尿道造影検査

著者: 冨田善彦1

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.82 - P.86

文献概要

1 はじめに
 排尿時膀胱尿道造影検査は,下部尿路の機能的疾患の情報も得られるとされているが,膀胱尿管逆流の有無や後部尿道弁の診断の際に用いられるのが主であろう。また,逆行性尿道造影検査はかつて前立腺肥大症,前立腺癌などの前立腺疾患にも行われてきたが,最近では前立腺疾患の診断には経直腸超音波検査が汎用されつつあり,その意義は限られてきている。現在の一般的な適応としては,尿道外傷や尿道狭窄,特に狭窄が1箇所ではなく複数箇所存在する場合,または何らかの理由で内視鏡が使用できない場合であろう。いずれにしても,泌尿器科医が会得しなければならない手技である。
 本稿では,排尿時膀胱尿道造影検査,逆行性尿道造影検査について,実際の施行法を中心に述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら