文献詳細
増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅱ.外来検査法のポイント
文献概要
1 はじめに
MRIが泌尿器科領域の画像診断に応用されるようになってから10年余りが経過した。しかし,多くの泌尿器科医にとってはMRIは「むずかしい」と敬遠されがちで,見慣れてわかりやすいCTを依頼することが多いと思われる。しかし,MRIの特長であるX線CTよりも高い画像コントラストと,画豫を構成するパラメータの豊富さ,さらに断層面選択の任意性をうまく利用すれば,非常にユニークで重要な情報を得ることができる。ここでは,当院での高磁場MRI装置の使用経験を基に,泌尿器科領域の疾患に対するMRI検査の有用性について概説する。
MRIが泌尿器科領域の画像診断に応用されるようになってから10年余りが経過した。しかし,多くの泌尿器科医にとってはMRIは「むずかしい」と敬遠されがちで,見慣れてわかりやすいCTを依頼することが多いと思われる。しかし,MRIの特長であるX線CTよりも高い画像コントラストと,画豫を構成するパラメータの豊富さ,さらに断層面選択の任意性をうまく利用すれば,非常にユニークで重要な情報を得ることができる。ここでは,当院での高磁場MRI装置の使用経験を基に,泌尿器科領域の疾患に対するMRI検査の有用性について概説する。
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