文献詳細
増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅲ.外来処置の実際
文献概要
1 はじめに
Endourologyの手技が発達した現在,尿道ブジーの役割はやや減少してきているように思われる。筆者が研修医の頃は,硬性尿道膀胱鏡を盲目的に挿入するように教育され,そのため,微妙な抵抗感を頼りに挿入することに慣れている。しかし,最近は尿道膀胱鏡にしても,ビデオカメラと接続し直視下で挿入することが多く,若い泌尿器科医の中には盲目下の操作が苦手な人が増えてきているようだ。盲目的な操作を禁じている施設もあるほどである。しかし,できないよりはできたほうがよいのは当然で,必ずしもendourology的な処置ができない状況もあり得るため,泌尿器科基本処置として習熟しておく必要があるだろう。本稿では,実際の筆者の経験を元にその手技を紹介する。
Endourologyの手技が発達した現在,尿道ブジーの役割はやや減少してきているように思われる。筆者が研修医の頃は,硬性尿道膀胱鏡を盲目的に挿入するように教育され,そのため,微妙な抵抗感を頼りに挿入することに慣れている。しかし,最近は尿道膀胱鏡にしても,ビデオカメラと接続し直視下で挿入することが多く,若い泌尿器科医の中には盲目下の操作が苦手な人が増えてきているようだ。盲目的な操作を禁じている施設もあるほどである。しかし,できないよりはできたほうがよいのは当然で,必ずしもendourology的な処置ができない状況もあり得るため,泌尿器科基本処置として習熟しておく必要があるだろう。本稿では,実際の筆者の経験を元にその手技を紹介する。
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