文献詳細
増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅲ.外来処置の実際
文献概要
1 はじめに
膀胱穿刺とは,一般に恥骨上膀胱穿刺のことで,患者が下部尿路の通過障害により尿閉状態にあり,何らかの障害で尿道カテーテルの留置が不可能な,あるいは刺激症状などでその維持が困難な場合に行う。この処置によって尿流の確保と尿路管理を容易にし,合併症の軽減を目的とする。一時的には膀胱穿刺,持続的には膀胱瘻とするのが一般的である。急性尿閉の場合,患者は膀胱緊満による著明な尿意,刺激痛,冷汗などを呈し,早期の排尿処置を希望する。前立腺疾患,尿道狭窄や外傷など緊急の場合が多い。
膀胱穿刺とは,一般に恥骨上膀胱穿刺のことで,患者が下部尿路の通過障害により尿閉状態にあり,何らかの障害で尿道カテーテルの留置が不可能な,あるいは刺激症状などでその維持が困難な場合に行う。この処置によって尿流の確保と尿路管理を容易にし,合併症の軽減を目的とする。一時的には膀胱穿刺,持続的には膀胱瘻とするのが一般的である。急性尿閉の場合,患者は膀胱緊満による著明な尿意,刺激痛,冷汗などを呈し,早期の排尿処置を希望する。前立腺疾患,尿道狭窄や外傷など緊急の場合が多い。
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