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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻4号

2000年03月発行

増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている

Ⅲ.外来処置の実際

膀胱穿刺および経皮的膀胱瘻造設術

著者: 香川征1 宮本忠幸1

所属機関: 1徳島大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.135 - P.138

文献概要

1 はじめに
 膀胱穿刺とは,一般に恥骨上膀胱穿刺のことで,患者が下部尿路の通過障害により尿閉状態にあり,何らかの障害で尿道カテーテルの留置が不可能な,あるいは刺激症状などでその維持が困難な場合に行う。この処置によって尿流の確保と尿路管理を容易にし,合併症の軽減を目的とする。一時的には膀胱穿刺,持続的には膀胱瘻とするのが一般的である。急性尿閉の場合,患者は膀胱緊満による著明な尿意,刺激痛,冷汗などを呈し,早期の排尿処置を希望する。前立腺疾患,尿道狭窄や外傷など緊急の場合が多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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