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増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている Ⅳ.外来小手術のテクニックとコツ
前立腺肥大症に対する経尿道的高温度療法
著者: 小倉啓司1 寺田直樹1 荒井陽一1
所属機関: 1倉敷中央病院泌尿器科
ページ範囲:P.159 - P.162
文献購入ページに移動前立腺肥大症に対する低侵襲治療法が数多く開発されるなか,1985年にマイクロ波による温熱療法が開発されたが,45℃までの加温であったため,非侵襲的ではあるものの治療効果に対する疑問が多数報告された。経尿道的に前立腺を45℃以上に加温することによる治療効果が高くなることから,1991年頃より,経尿道的前立腺高温度療法1)が開始され,現在までに広く普及するようになった。組織学的には,加温により前立腺内にapoptosisおよびmassive necrosisが起こる2)ことが報告されている。
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