文献詳細
増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅵ.診断・治療のための必須知識
文献概要
1 はじめに
神経因性膀胱は決して稀な疾患ではない。それにもかかわらず,やや敬遠されがちの疾患のように思われる。その理由の1つは,神経因性膀胱の原疾患が神経内科,脳神経外科,整形外科など他科領域に関係するため,当該科との連携およびある程度の知識が必要なこと1),もう1つは,pressure flow studyなどの特殊な検査をしなければ診断・治療ができないとの誤解があるように思われる。本稿では,その点に留意して概説する。
神経因性膀胱は決して稀な疾患ではない。それにもかかわらず,やや敬遠されがちの疾患のように思われる。その理由の1つは,神経因性膀胱の原疾患が神経内科,脳神経外科,整形外科など他科領域に関係するため,当該科との連携およびある程度の知識が必要なこと1),もう1つは,pressure flow studyなどの特殊な検査をしなければ診断・治療ができないとの誤解があるように思われる。本稿では,その点に留意して概説する。
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