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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻4号

2000年03月発行

増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている

Ⅸ.そのほか

外来における滅菌と消毒の実際

著者: 坂本直孝1 内藤誠二

所属機関: 1九州大学大学院医学研究科泌尿器科分野

ページ範囲:P.357 - P.360

文献概要

1 はじめに
 滅菌とは,全ての微生物を殺すか除菌した状態にすることである。滅菌法は全ての微生物を殺してしまう操作で,おそらく微生物の生存が100万分の1(1×10−6)となる過程であり,火炎法,乾熱法,高圧蒸気法,濾過法,放射線照射法,高周波照射法およびガス法が挙げられる。
 消毒とは,人に対して病原性を有する微生物を殺すことであるが,定量的な基準があるわけではない。全てにおいて滅菌が施されることが望ましいが,その対象により消毒法を選択せざるを得ない場合がある(例えば人体や室内など)。消毒法には煮沸法,流通蒸気法,間欠法,紫外線照射法および薬液法が挙げられる。これらの詳細についてはアメリカ疾病防疫センター(Centers for Disease Control:CDC)のガイドラインなどを参照していただきたい(表1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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