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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻5号

2000年04月発行

文献概要

原著

再気腹用腹壁ディスク使用ハンドアシスト法腹腔鏡下腎摘出術の有用性

著者: 原野正彦1 山田泰1 濱口益光1 武居哲郎1

所属機関: 1福岡赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.305 - P.308

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 1999年7月より筆者らは,再気腹可能なLap DiscTMを用いたハンドアシスト法による腹腔鏡下腎摘出術を行っている。現在まで6例に施行し,対象疾患は巨大水腎症2例,腎細胞癌2例,腎盂腫瘍2例であった。全ての症例で手術を完遂でき,術中,術後合併症を認めなかった。ハンドアシスト法による腎摘出術は,手術中の臓器の触診,把持,牽引などが可能であり,遊離臓器をそのまま取り出すことができる上に,再気腹可能なLapDiscTMを使用するため,臓器摘出後の止血,洗浄,ドレーン留置などが直視下に確実に行える利点がある。また,腹腔鏡下手術であるため,術後創痛が少なく回復も早い点などが非常に有用であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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