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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻5号

2000年04月発行

文献概要

症例

結石を伴った女性尿道憩室腫瘍

著者: 森山浩之1 甲田俊太郎1 福重満1 西坂孝2 福原敏行2 永吉健介3

所属機関: 1県立広島病院泌尿器科 2県立広島病院臨床研究検査科 3県立広島病院放射線科

ページ範囲:P.313 - P.316

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 73歳,女性。尿閉を主訴に入院した。KUBおよび排泄性尿路造影では恥骨上に2個の石灰化像を認め,尿道憩室内の結石と考えた。引き続き行った尿道膀胱鏡検査,CT,MRIおよび膀胱頸部にみられた腫瘍の生検の結果,結石を有する尿道憩室より発生した腫瘍であると診断した。抗癌剤の動注療法ののち,膀胱尿道全摘除術を施行した。摘除標本では,尿道憩室は2個の憩室口を有しているものと思われた。術後1年を経過した現在,再発を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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