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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻5号

2000年04月発行

文献概要

症例

扁平上皮癌化した精巣奇形腫

著者: 野中昭一1 上野宗久1 中野間隆1 塚本拓司1 中島美智子2 出口修宏1

所属機関: 1埼玉医科大学腎臓病センター泌尿器科 2埼玉医科大学中央検査部

ページ範囲:P.331 - P.333

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 33歳,男性。無痛性右側陰嚢腫脹を認め来院した。超音波検査上,陰嚢内血腫が疑われた。しかし,腫瘍マーカー高値のため精巣腫瘍の存在が示唆され,高位精巣摘除術が施行された。摘出標本の病理組織所見は,未熟奇形腫,胎児性癌および卵黄嚢腫瘍より構成される複合組織型の精巣腫瘍であり,奇形腫の一部に扁平上皮癌への悪性化が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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