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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻5号

2000年04月発行

文献概要

症例

慢性腎不全患者にみられた煙草灰異食症

著者: 青柳貞一郎1 早川邦弘1 松本真由子2 石川博通1 畠亮1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院泌尿器科 2済生会中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.334 - P.335

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 55歳,女性,主婦。4年前に卵巣癌(Stage ⅢA)に対して手術および化学療法を施行したのち,徐々に腎機能が悪化し,血液透析導入となった。うつ病の既往があったが現在は軽快していた。1日1箱近い喫煙習慣があったが,透析導入の3週間ほど前から自分の吸った煙草の灰を「美味しい」と食する奇行が出現した。腎不全による精神症状は明らかでなく,透析導入のあと,異食症を止めるよう厳しく生活指導をすることで奇行はみられなくなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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