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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻6号

2000年05月発行

特集 泌尿器切除標本の取り扱い方

Ⅰ.総論

電顕標本のための切除標本の取り扱い方

著者: 吉田和弘1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.365 - P.370

文献概要

 医学・生物学の臨床と研究において,電子顕微鏡の目的は生きている細胞または生体における微細構造を知ることである。しかし,電子顕微鏡の応用において最も重要な問題は試料作製技術である。撮影された電顕写真から細胞の構造と機能を直接に観察・読影し分析するため,常にartefact(人工産物)について注意しなければならない。人工産物は試料の固定,包埋,染色法や顕微鏡技術のいずれの操作によってももたらせられる。本稿では,目的とする電顕標本の試料作製のために切除される試料の固定法を中心として,さらに各種泌尿生殖器臓器・組織の取り扱い方について解説した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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