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特集 泌尿器切除標本の取り扱い方
Ⅰ.総論
文献概要
切除標本の凍結保存は,遺伝子の崩壊を最小限にとどめるよう迅速に処理し,新鮮材料を液体窒素で急速に凍結する。しかし,病理診断に支障がないように材料の採取部位に気をつけ,非癌部と癌部のコンタミネーションがないように切り出す必要がある。一方,凍結切片の免疫組織化学やin situ hybridizationのための凍結保存には,組織の固定後にOCTコンパウンドに包埋しアセトンドライアイスを用いて凍結する。
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