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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻6号

2000年05月発行

特集 泌尿器切除標本の取り扱い方

Ⅰ.総論

組織の凍結保存法—方法と保存可能期間

著者: 鰐渕英機1 森村圭一朗1 福島昭治1

所属機関: 1大阪市立大学医学部病理学第一講座

ページ範囲:P.373 - P.376

文献概要

 切除標本の凍結保存は,遺伝子の崩壊を最小限にとどめるよう迅速に処理し,新鮮材料を液体窒素で急速に凍結する。しかし,病理診断に支障がないように材料の採取部位に気をつけ,非癌部と癌部のコンタミネーションがないように切り出す必要がある。一方,凍結切片の免疫組織化学やin situ hybridizationのための凍結保存には,組織の固定後にOCTコンパウンドに包埋しアセトンドライアイスを用いて凍結する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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