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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻6号

2000年05月発行

文献概要

特集 泌尿器切除標本の取り扱い方 Ⅱ.各論

腎癌切除標本の取り扱い方

著者: 大家基嗣1 村井勝1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.377 - P.383

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 腎癌切除標本は,系統的な切り出しを行うことによってはじめて正確な病理学的評価が可能になる。根治的腎摘除時の標本での目的は腫瘍の組織型と腫瘍の進展度を明らかにすることであり,腎周囲脂肪組織への浸潤を正確に把握できる切り出しを行うとともに,腎静脈への浸潤,リンパ節転移の有無を検索する。腎部分切除時の標本では,切除断端を正確に把握するために連続的に切片を切り出すことが重要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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