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特集 泌尿器切除標本の取り扱い方
Ⅱ.各論
文献概要
前立腺癌では,前立腺組織に限局する場合と組織外に浸潤する場合とで予後が大きく異なる。適切に前立腺を取り扱うことで得られる正確な病理学的病期の情報は,治療方針の決定あるいは予後を予測する上で重要となる。標本整理をすることで得られる情報も多く,若い泌尿器科医師にとって前立腺疾患を理解する上で貴重な機会である。前立腺癌取扱い規約に基づいて,特に前立腺全摘除標本の取り扱い方について,手順を示し述べた。
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