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セミナー 泌尿器科領域における在宅医療・4
文献概要
地域の尿失禁は珍しくない。しかし,治療対象には思われていない。尿路感染症,脳卒中,糖尿病,骨盤内手術は尿失禁の危険因子であり,教育指導が必要である。予防対策にもかかわらず,尿失禁が生じた場合でも排尿自立まで導くことは十分に可能である。しかし,維持するためには,地域で継続看護できる環境整備が必要である。同時に"オムツやバルーンカテーテルを放置しない""尿失禁は治る"という意識改革が,まず医療従事者に求められる。
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