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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻6号

2000年05月発行

セミナー 泌尿器科領域における在宅医療・4

尿失禁の治療と予防をめぐる諸問題

著者: 上田朋宏1

所属機関: 1公立甲賀病院泌尿器科

ページ範囲:P.445 - P.451

文献概要

 地域の尿失禁は珍しくない。しかし,治療対象には思われていない。尿路感染症,脳卒中,糖尿病,骨盤内手術は尿失禁の危険因子であり,教育指導が必要である。予防対策にもかかわらず,尿失禁が生じた場合でも排尿自立まで導くことは十分に可能である。しかし,維持するためには,地域で継続看護できる環境整備が必要である。同時に"オムツやバルーンカテーテルを放置しない""尿失禁は治る"という意識改革が,まず医療従事者に求められる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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