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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻6号

2000年05月発行

症例

原発性男性尿道悪性黒色腫の1例

著者: 三國恒靖1 小林大樹1 柳沢健1 松本一仁2

所属機関: 1国立弘前病院泌尿器科 2国立弘前病院研究検査科病理

ページ範囲:P.471 - P.473

文献概要

 60歳,男性。約1年前より血尿がみられ近医で治療を受けてきたが,1999年の夏,外尿道口より突出する腫瘤に気付いた。ときどき出血もみられ,次第に増大してきたので当科へ紹介された。亀頭部先端に暗褐色の色素沈着があり,外尿道口に米粒大,暗褐色の腫瘤がみられた。切除標本の病理組織結果は悪性黒色腫であった。原発性男子尿道悪性黒色腫は極めて稀で,予後不良の疾患である。検索し得た限りでは,これまでに12例の本邦報告がみられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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