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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻6号

2000年05月発行

症例

間欠導尿の中断後に下部尿路結石を生じた二分脊椎の2例

著者: 野村栄1 石堂哲郎1 相賀護1 寺西淳一1

所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院泌尿器科

ページ範囲:P.481 - P.484

文献概要

 〔症例1〕は18歳,男性。9歳時に間欠導尿を開始し,15歳から3年間中断したが,混濁尿のため再診した。VUR,膀胱結石症のため膀胱切石術を施行し,間欠導尿を再開した。術後11年間,経過は良好である。〔症例2〕は20歳,男性。12歳時に間欠導尿を開始し,18歳から2年間中断したが,腹痛のため再診した。水腎症,前立腺結石のため膀胱瘻を造設した。前立腺結石摘出術,膀胱筋層切開術を施行し,間欠導尿を再開した。術後10か月間,経過は良好である。間欠導尿の中断は,下部尿路結石や腎機能障害を生ずることがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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