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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻7号

2000年06月発行

症例

骨髄移植後にみられたアデノウイルス尿路感染による両側尿管狭窄

著者: 田近栄司1 森下裕志1 山本肇1

所属機関: 1富山県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.539 - P.541

文献概要

 25歳,男性。急性リンパ性白血病にて骨髄移植を受けた。発熱にて内科に入院した。超音波にて両側水腎症を認めたため,当科に紹介された。膀胱鏡では出血性膀胱炎の所見であった。尿中ウイルス検査でadenovirus type 11が同定された。両側W-J尿管カテーテルを留置し,腎不全は軽快した。両側尿管狭窄に対して,左経尿道的尿管切開拡張術を施行し,右経皮的尿管切開拡張術を施行したが,右尿管は完全閉塞となっていたため,右尿管回腸全置換術を施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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