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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻7号

2000年06月発行

症例

後腹膜漿液性嚢胞の2例

著者: 元森照夫1 三原典2 川越伸俊2 中並正之2 松岡啓2 野田進士2

所属機関: 1福岡県立柳川病院泌尿器科 2久留米大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.549 - P.551

文献概要

 [症例1]は77歳,女性。他科疾患検査中に偶然発見された。[症例2]は44歳,女性。顕微鏡的血尿を主訴に来院した。いずれも超音波検査にて腎下極に接するように嚢胞様腫瘤を認め,CT,MRIにて後腹膜嚢胞が疑われ,精査および加療目的にて入院となった。入院後の諸検査にても後腹膜嚢胞を疑い手術を施行し,解剖学的位置を確認し,後腹膜嚢胞と診断し嚢胞を摘出した。術後の病理組織学的検討の結果においても後腹膜漿液性嚢胞と診断した。1例は内容液中のCA125とCA19-9の高値を認め,2例とも免疫組織化学的にはCA125の局在を認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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