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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻8号

2000年07月発行

症例

アセタゾラミドにより意識障害を来した腹膜透析症例

著者: 須藤利雄1 須山一穂1 奥野紀彦1 村山雅一1 青輝昭1 高橋博久2

所属機関: 1北里研究所メディカルセンター病院泌尿器科 2北里研究所メディカルセンター病院腎センター

ページ範囲:P.631 - P.632

文献概要

 59歳男性,糖尿病性腎症による慢性腎不全のため1997年12月腹膜透析(CAPD)導入,外来通院にて経過観察していた。他院にて硝子体出血のため1999年4月手術を施行した。術前,術後とあわせて9日間アセタゾラミド(ダイアモックス®)750mg/dayを服用したところ意識障害が出現し当院救急外来を受診した。頭部CT上,異常所見はなく脳波検査にても異常脳波は認められなかった。アセタゾラミドによる代謝性脳症を疑い血液透析を腹膜透析と合わせて施行したところ意識障害は改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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