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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻1号

2001年01月発行

文献概要

症例

著明な高カルシウム血症を呈した副甲状腺腺腫

著者: 青柳貞一郎1 名嘉栄勝1 宮地系典1 早川邦弘1 石川博通1 畠亮1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.75 - P.77

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 患者は49歳女性。全身倦怠感を訴えて来院し,尿路感染症の疑いで当科に紹介された。血清カルシウムが20.5mg/dlと著明に上昇しており,PTH-intact802pg/ml,PTH-C8.1ng/ml,HSPTH8,000pg/mlと副甲状腺機能亢進症であった。骨所見に異常はなく,画像診断で左側副甲状腺に4×1cm大の腫瘤を認めた。癌を疑い周囲組織を含め切除を行ったが,組織学的には均一な主細胞性腺腫で悪性所見はなく,術後は全ての値が速やかに正常化した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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