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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

文献概要

特集 最新の手術器械を使いこなす

バイポーラシザーズの使い方

著者: 武田正之1 土田孝之1 荒木勇雄1 座光寺秀典1

所属機関: 1山梨医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.827 - P.832

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 バイポーラ式鉗子は低出力であるが安全性が高い。体腔鏡下手術用のバイポーラ式凝固機構を備えた鉗子には,剥離鉗子,はさみ鉗子,把持鉗子,凝固切離鉗子,針型鉗子などがある。バイポーラ式電気メスを腹腔鏡下手術に応用するためのコツは,①電極(鉗子)が凝固組織に粘着するのを防ぐために把持力を弱めたり強めたりする,②大きな血管(5mmまで)を的確に止血・凝固するために鉗子で血管に圧力を加えて血流を抑え,組織の発熱が十分に起こるように泡の発生を確認して凝固効果を確実にする,③可能であれば対象組織の大きさ,血管の太さなどによってバイポーラ式電気メスの電極の大きさを使い分ける,などである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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