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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

特集 最新の手術器械を使いこなす

超音波外科用吸引装置の使い方

著者: 牛山知己1 鈴木和雄1

所属機関: 1浜松医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.839 - P.843

文献概要

 超音波外科用吸引装置は,ハンドピースの先端が超音波振動することにより組織を破砕・乳化する。弾性の乏しい組織が破砕されやすく,弾性に富む血管や神経などは温存されるという特徴を有するので,血管・神経周囲の剥離,肝臓手術,脳神経外科手術で特に有用性が高い。高周波焼灼装置に接続可能な機種や腹腔鏡下手術用のハンドピースも開発され,使用可能になっている。操作は,組織にある程度の緊張をかけ,ハンドピースで"つつく"ようにしたり,"なぞる"ようにする。操作が同じ部位に集中したり,大血管や腫瘍に近づきすぎないように注意する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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