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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

特集 最新の手術器械を使いこなす

自動吻合器・自動縫合器の使い方—前立腺摘除術・膀胱摘除術における自動縫合器の利用

著者: 村石修1

所属機関: 1自治医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.893 - P.900

文献概要

 開放手術の根治的前立腺摘除術や膀胱全摘除術の臓器摘除の過程で自動縫合器を使用すると手術時間が短縮でき,術中出血量を減らすことができる。使用する自動縫合器は内視鏡下手術用の自動縫合器であるが,開放手術での使用においても有用である。前立腺癌に対する前立腺摘除術は内視鏡下手術としても行われるようになりつつあるが,現在のところ開放手術のほうが手術時間は短くてすむと思われる。その開放手術で自動縫合器を利用すると,より短時間で安全に手術を終了できる。膀胱癌に対する膀胱全摘除術では代用膀胱造設の頻度が増しつつあり,手術全体の時間短縮のためには臓器摘除過程を短縮して行う必要があり,そのためにも自動縫合器の利用は有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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