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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・9

—尿失禁の手術—尿道下吊り上げ術

著者: 井川靖彦1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.909 - P.916

文献概要

 尿失禁に対する手術療法は,膀胱蓄尿障害(過活動膀胱,低コンプライアンス膀胱)に対して行う膀胱拡大術と,尿道閉鎖機能不全に対して尿道抵抗を高める目的で行う尿失禁防止術の2つに大別できる。本稿では,これらのうち,特に,尿道括約筋自体の構造的または機能的障害である,いわゆる内因性括約筋不全(intrinsic sphincter deficiency:ISD)に対して筆者が行っている筋膜を利用した尿道下吊り上げ術(suburethral fascialsling procedure)の手術手技の実際について紹介する。なお,本法は,筆者が小川秋實教授から指導を受け,以降行っているものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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