icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・9

—尿失禁の手術—恥骨固定式尿道スリング手術

著者: 嘉村康邦1 橋本樹1 山口脩1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.917 - P.925

文献概要

 近年さまざまな尿失禁防止術が乱立しているが,長期の良好な尿禁制効果と低侵襲性を併せ持つ,ゴールドスタンダードな方法論をいまだに模索中というのが現状であろう。本稿では我々の行っている牽引糸を恥骨に固定する,人工血管を用いた尿道スリング手術について概説する。術中の厳重な感染対策,膀胱頸部から中部尿道にかけての正確なスリング材のポジショニング,牽引糸の過剰張力の防止などが手術成功のポイントと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら