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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

文献概要

手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・9

—尿失禁の手術—TVT法

著者: 加藤久美子1 平田朝彦1 鈴木弘一1 佐井紹徳1 村瀬達良1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.927 - P.933

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 尿道スリング手術は女性腹圧性尿失禁に対し良好な長期成績が期待できるが,過挙上すると尿閉が遷延する危険があり,尿道の支持をいかにtension-freeで行うかが重要である。TVT法はプロリーン®メッシュのテープを両端のニードルで腟壁側から腹壁側に通し,中部尿道をU字型に支持するもので,術中ストレステストで咳による尿漏出がほぼ止まるのを指標にテープ位置を調節する。膀胱穿通を避けるニードルの進め方,調節に際しテープのたるみ,引きつれの双方を排除する方法,テープの過挙上を引き起こさないテープカバーの除去法など,細かなポイントを述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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