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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

文献概要

セミナー 泌尿器科領域における形成外科的再建手術・3

デルトイド皮弁(deltoid flap)による陰茎形成術

著者: 井上義治1 原科孝雄1 高松亜子1 若松慶太1 三浦洋靖1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター形成外科

ページ範囲:P.935 - P.939

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 デルトイド皮弁の使用により困難な陰茎形成術の目的がほぼ達成可能である。いくつかの合併症がみられたが追加の手術を行うことで修正可能であった。従来の前腕皮弁による再建と比べ皮弁採取部が隠れること,皮弁の萎縮がごく軽度であることが大きな利点である。症例により皮弁が厚いこと,皮弁の挙上が難しいこと,手術時間が延長することが欠点である。この利点,欠点を考慮して最適の選択を行うことが望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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