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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻10号

2001年09月発行

文献概要

症例

膀胱虫垂瘻の1例

著者: 高島博13 三輪聰太郎1 布施春樹1 平野章治1 村上望2

所属機関: 1厚生連高岡病院泌尿器科 2厚生連高岡病院外科 3現 長野赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.951 - P.953

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 症例は62歳,女性。繰り返す膀胱炎の精査のため当科に紹介された。膀胱鏡で右後壁に浮腫状で中心部に陥凹を伴う隆起性病変を認めたが,膀胱生検では悪性所見は認めなかった。隆起性病変に対し経尿道的切除術を施行した際に糞臭のする物質を認めた。膀胱造影では瘻孔は描出されなかった。その後下痢と糞尿を認めるようになり膀胱腸瘻の診断にて開腹手術を施行した。虫垂先端が膀胱頂部右側と癒着していたことから膀胱虫垂瘻と診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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