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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・10
文献概要
膀胱瘤の手術を要約すると,下垂した膀胱を子宮頸部および前腟壁から剥離し,膀胱を高位に固定し,膀胱腟中隔などを利用し膀胱底を形成することにある。手術手技の進め方は前腟壁の切開,膀胱の剥離および挙上,膀胱高位固定,余剰腟壁の切除,両側前腟壁の結節縫合の順序で進めている。手術終了後に膀胱内にバルーンカテーテルを留置する。膀胱を空虚にする意味合いでカテーテルは5日間留置することを原則としている。
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