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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻11号

2001年10月発行

文献概要

セミナー 泌尿器科領域における形成外科的再建手術・4

後大腿皮弁を用いた再建手技

著者: 竹内正樹1 佐々木健司1 野﨑幹弘2

所属機関: 1日本大学医学部形成外科 2東京女子医科大学形成外科

ページ範囲:P.1011 - P.1015

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 後大腿皮弁は,大腿後面の後大腿皮神経に伴走する下殿動静脈の下行枝を栄養血管とする知覚筋膜皮弁である。皮弁の挙上は比較的容易で,坐骨部・会陰部・仙骨部の皮膚軟部組織欠損創の再建に有用である。また皮弁採取部の一次縫合閉鎖が可能で,筋肉の犠牲がないため,術後の機能障害が少ないのが利点である。欠点としては,深い欠損創の再建にはややボリューム不足であること,内腸骨動脈が切断されている場合は使用できないことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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