icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻11号

2001年10月発行

症例

自然破裂をきたした腎細胞癌の2例

著者: 福谷恵子1 藤森雅博1 小山康弘1 平沢潔2 富永登志2

所属機関: 1あそか病院泌尿器科 2三井記念病院泌尿器科

ページ範囲:P.1045 - P.1048

文献概要

 腎細胞癌自然破裂の2手術例を報告する。症例1は健康な51歳男性に急性腹症で発見された腎被膜外破裂で,症例2は11年前に指摘された偶発癌経過観察中の70歳男性に血尿,側腹部激痛をもって発症した被膜内破裂である。腎細胞癌自然破裂の術前診断は困難で,本邦報告31例中19例のみで正診であった。症例1では破裂後の,症例2では破裂前後のCTで診断した。腎自然破裂の基礎疾患は腎細胞癌が最も多いので治療は根治的腎摘除術が望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら