文献詳細
小さな工夫
文献概要
局所麻酔下に行う男性の膀胱鏡検査に伴う疼痛を軽減させるため,膀胱鏡の外套に導尿用カテーテル(ソフトシース)を用いる方法を考案した。
市販の22フレンチ導尿用3孔先穴カテーテルを使用した。膀胱鏡の光学視管が先端から数mm突出する長さにカテーテル先を斜めに切断し,再度滅菌しておく(図1)。局所麻酔約2分後にカテーテルを尿道内に基部まで挿入する。局麻後あまり長時間待たないほうがよいようである。生理食塩水150〜200mlをカテーテルチップを用いて膀胱内に注入した後,光学視管をカテーテルの内腔に挿入する。この際,硬性鏡を尿道に挿入する要領で尿道の屈曲に沿って挿入するが,カテーテル先端が膀胱内で屈曲していると光学視管の先が十分出ないことがあるのでカテーテル自体をやや引きだすようにして光学視管を入れたほうがよい(図2)。挿入後は基部をカテーテルのフリンジに密着させ,漏水しないようにして膀胱内を観察する。
市販の22フレンチ導尿用3孔先穴カテーテルを使用した。膀胱鏡の光学視管が先端から数mm突出する長さにカテーテル先を斜めに切断し,再度滅菌しておく(図1)。局所麻酔約2分後にカテーテルを尿道内に基部まで挿入する。局麻後あまり長時間待たないほうがよいようである。生理食塩水150〜200mlをカテーテルチップを用いて膀胱内に注入した後,光学視管をカテーテルの内腔に挿入する。この際,硬性鏡を尿道に挿入する要領で尿道の屈曲に沿って挿入するが,カテーテル先端が膀胱内で屈曲していると光学視管の先が十分出ないことがあるのでカテーテル自体をやや引きだすようにして光学視管を入れたほうがよい(図2)。挿入後は基部をカテーテルのフリンジに密着させ,漏水しないようにして膀胱内を観察する。
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