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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻12号

2001年11月発行

症例

陰嚢内侵襲性血管粘液腫の1例

著者: 新保正貴1 桜山由利1 阿部拓1 高沢博2

所属機関: 1国立千葉病院泌尿器科 2国立千葉病院病理部

ページ範囲:P.1133 - P.1135

文献概要

 症例は37歳,男性。徐々に増大する無痛性の陰嚢腫大を主訴に受診した。陰嚢内に手拳大,弾性硬の腫瘤を触知した。画像検査では周囲への明らかな浸潤は認めなかった。陰嚢内腫瘍と診断し,腫瘍摘除術を施行した。摘除標本は9×8×5.5cm,重量は175gであった。病理診断は侵襲性血管粘液腫であった。侵襲性血管粘液腫は血管増生,再発,局所浸潤を特徴とする稀な良性腫瘍であり,自験例は本邦36例目にあたり,男性例としては14例目であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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