icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻12号

2001年11月発行

症例

術後10年目に肺転移をきたした膀胱移行上皮癌

著者: 伊達庸二1 高井計弘1 和田恵1 田中勲2 増田亮2 武村民子3

所属機関: 1日本赤十字社医療センター泌尿器科 2日本赤十字社医療センター外科 3日本赤十字社医療センター病理部

ページ範囲:P.1141 - P.1143

文献概要

 症例は83歳,男性。1988年根治的膀胱摘除術,回腸導管造設術施行。病理診断は移行上皮癌,G2>G3,pT3b,pNOであった。1997年早期胃癌にて幽門側胃切除術施行。1998年7月,血痰を認め,胸部X線検査,胸部CTにて右下肺野に腫瘤陰影を認めた。原発性肺癌の術前診断で,8月24日右下葉切除術,胸壁合併切除術を施行した。病理診断は移行上皮癌であり,10年前の膀胱癌の肺転移と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら