icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻12号

2001年11月発行

症例

尿管部分切除術を施行した限局性尿管アミロイドーシス

著者: 水野隆一1 中島淳1 佐藤全伯1 向井万起男2 村井勝1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科 2慶應義塾大学医学部病理診断部

ページ範囲:P.1145 - P.1148

文献概要

 症例は58歳の女性。左背部痛を主訴とし,静脈性尿路造影にて左水腎症ならびに左尿管狭窄が認められ,精査・加療目的にて当科に紹介された。画像所見より良性疾患による尿管狭窄が疑われたが,尿管腫瘍を完全には否定できず,左尿管部分切除術を施行した。迅速病理検査にて悪性所見を認めず,尿管端端吻合を施行し,左腎を温存した。病理組織学的検査および全身検索により,限局性尿管アミロイドーシスと診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら