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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・12
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膀胱腟瘻は産科的手術後,婦人科的手術あるいは放射線治療後および子宮癌の浸潤などによる二次的なものとして生じることが通常である。したがって,組織損傷が一度生じた部位での手術手技であり,その成功率は必ずしも良好ではない。手術手技としては経膣的と経膀胱的修復に大別されるが,いずれにしても瘻孔部分を正常に近い組織により膀胱壁と腟壁とで別々の層として閉鎖することが要点となる。ここではその実際の手技につき述べることとする。
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