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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻13号

2001年12月発行

小さな工夫

尿失禁患者に対する自己診断ソフトのプログラミング

著者: 奥井識仁12 奥井まちこ12

所属機関: 1西大宮病院泌尿器科 2Harvard大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.1244 - P.1245

文献概要

 日本では,尿失禁は本人の羞恥心が先行してなかなか病院には来院せず,家庭で一人だけで悩んでいるケースが多い。また,せっかく来院しても,途中で治療を中止してしまうケースもしばしば見られる。このため,一人で悩んでいる患者に対して,何らかの情報伝達をすることで,尿失禁に対する認識と対策を,それぞれのケースに対して行うことができれば,より多くの患者は円滑に通院が可能である。
 個々の患者に対して,その人にあう診断や生活上の注意を促す方法としては,パンフレットや本といった媒体を利用する方法が挙げられるが,これらは患者自身が情報を正確に読み取らなければならないうえ,誤解が生じる危険がある。したがって,患者自身が簡単に病状を理解できるようにするには,今までにない媒体が必要である。ここで,現代社会にていまや多くの家庭でも普及しているインターネットはきわめて多くの可能性を秘めている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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