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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻2号

2001年02月発行

症例

脂肪抑制MRIが診断に有用であった腎血管筋脂肪腫の1例

著者: 四柳智嗣1 高島三洋2 並木幹夫1

所属機関: 1金沢大学医学部泌尿器科学教室 2根上総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.169 - P.171

文献概要

 患者は67歳,女性。左腎血管筋脂肪腫の1例を報告する。CT-scanで偶然に左腎腫瘤を指摘された。CTでは左腎に大きさ約1cmの内部に低吸収域を含む腫瘤像を認めた。MRIではT1強調像で高信号,T2強調像でやや高信号の領域を含む腫瘤像を認めた。左腎エコーでは高エコーであった。腎細胞癌か,血管筋脂肪腫かの鑑別診断のために脂肪抑制MRIを施行したところ,腫瘍内に脂肪組織の存在が示唆され,腫瘍は腎血管筋脂肪腫と診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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