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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻3号

2001年03月発行

症例

後腹膜原発粘液性嚢胞腺癌の1例

著者: 石山健人13 山崎春城1 前田重孝1 鈴木康之1 和田鉄郎1 大石幸彦2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第三病院泌尿器科 2東京慈恵会医科大学泌尿器科 3現 富士市立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.249 - P.251

文献概要

 症例は44歳,女性。右背部痛を訴えて近医を受診。腹部CTで右腎上方に石灰化を伴う嚢胞性腫瘍を認め,当科を紹介された。内分泌学的検査で異常を認めず,血管造影.カラードプラー検査では無血管像を示した。良性後腹膜腫瘍と考えられたが,嚢胞壁の肥厚.石灰化所見より悪性を否定できず摘出術を施行した。病理組織診断は,印環細胞を含む粘液性嚢胞腺癌であった。術後全身化学療法を施行し,約7か月後の現在,再発兆候は認められていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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