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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻3号

2001年03月発行

学会印象記

第2回アジア太平洋小児泌尿器科学会(APAPU)

著者: 寺島和光1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.276 - P.277

文献概要

 アジア太平洋小児泌尿器科学会(Asia-PacificAssociation of Pediatric Urology:APAPU)は創設されて間もない学会で,1999年に初めての学術集会が北京で開催された。世界における小児泌尿器科学会の状況をみると,アメリカにはAmeri-can Academy of Pediatrics(AAP)のUrology Sectionがすでに長い歴史を誇っていて,学会のレベルは非常に高く,この分野ではアメリカ泌尿器科学会のそれを上回っている。ヨーロッパでは12年前にEuropean Society for Paediatric Urology(ESPU)が創設され,やはり活発な学会活動を行っていて,この地域における小児泌尿器科学の進歩に大いに貢献している。一方,アジアではこのような学会はこれまでなかったのでその必要性が以前から指摘されており,必然的にAPAPUが創設されたのである。私は本会の創設者の1人として当初からかかわっているので,2000年12月1日と2日にフィリッピンのマニラで行われた第2回目の学会について簡単に報告したい。
 今回はフィリッピン泌尿器科学会の総会と合同の形で行われたが,APAPUについては丸2日間が提供された。内容は充実していて,レクチャー,シンポジウム,パネル,ラウンドテーブル,ビデオシンポジウムなど盛り沢山であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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