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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻4号

2001年03月発行

増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて

Ⅱ.術式別にみた術中・術後合併症の管理 A.尿路内視鏡手術 1.経尿道的尿路内視鏡手術

経尿道的前立腺切除術(TUR-P)

著者: 長久保一朗1 森川高光1 堀場優樹1

所属機関: 1長久保クリニック

ページ範囲:P.43 - P.47

文献概要

1 はじめに
 経尿道的前立腺切除術(TUR-P)は温熱療法,レーザー療法などの新しい治療法が出現しても,前立腺肥大症の治療法では最重要の位置にあり,各地で頻用されている。つい30年前には,TUR-Pの技術の習得には数百例の経験が必要といわれていた。しかし,内視鏡の改良,ビデオテレビの登場により,TUR-Pの技術の習得は急なるものがある。このため,従来いわれている合併症1,2)にも微妙な変化をきたし,重篤な合併症の発生も減少しつつある。
 本稿では,当院が開院して以来9年9か月の間に経験した1,681例のTUR-Pのなかで,検討した1,135例の症例につき,手術中および手術後の合併症について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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