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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻4号

2001年03月発行

増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて

Ⅱ.術式別にみた術中・術後合併症の管理 D.開腹的手術 11.陰嚢内臓器の手術

高位精巣摘除術

著者: 松岡啓1

所属機関: 1久留米大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.201 - P.203

文献概要

1 はじめに
 高位精巣摘除術は,精巣腫瘍に対する外科的治療の第一ステップである。鼠径部を切開し,内鼠径輪の位置で早期に精索血管を処理したあとに精巣腫瘍を摘除する。本法は,体表に近い部位での手術であるので比較的簡単で,合併症はほとんど経験しない。しかしながら,本術式は初心者が行う場合も多いし,実際にはやっかいな合併症も報告されているので注意が必要である。
 本稿では,高位精巣摘除術の起こりうる合併症について考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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