文献詳細
増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて
Ⅱ.術式別にみた術中・術後合併症の管理 E.小児の手術
文献概要
1 はじめに
小児に対する腹腔鏡下手術は,触知不能精巣に対する局在診断のほか多くの術式が報告されている(表1)1)。2〜3mm径の手術道具の開発・普及により,小児においても侵襲の小さい手術として,泌尿器腹腔鏡下手術の定着が予想されている。成人に比べて小児における腹腔鏡下手術はさまざまな特徴を有しており(表2)2),成人とは異なった合併症予防対策が必要である。
本稿では,腹腔鏡下手術に特有な合併症(表3)3)のうち,特に小児で問題となる合併症を中心に述べる。
小児に対する腹腔鏡下手術は,触知不能精巣に対する局在診断のほか多くの術式が報告されている(表1)1)。2〜3mm径の手術道具の開発・普及により,小児においても侵襲の小さい手術として,泌尿器腹腔鏡下手術の定着が予想されている。成人に比べて小児における腹腔鏡下手術はさまざまな特徴を有しており(表2)2),成人とは異なった合併症予防対策が必要である。
本稿では,腹腔鏡下手術に特有な合併症(表3)3)のうち,特に小児で問題となる合併症を中心に述べる。
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