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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻4号

2001年03月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて Ⅲ.術中合併症とその対処

他領域手術時の尿路損傷

著者: 大野芳正1 橘政昭

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.232 - P.234

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1 はじめに
 腹部・骨盤内手術の合併症としての尿路損傷は,0.5〜1.0%の頻度とされている1)。ときにこれら損傷は,敗血症や腎機能低下をきたし生命を脅かす原因となることがある。また,術後に尿管腟瘻・膀胱腟瘻形成のため尿失禁を生じた場合には,患者は生活の質の著しい低下を余儀なくされる。われわれ泌尿器科医は,術中・術後に尿路損傷のため予期せぬコンサルテーションを受け,その対応を迫られることがある。本稿では,そのような状況においていかに適切に対処すべきかについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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