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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻4号

2001年03月発行

増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて

Ⅳ.術後合併症とその管理 3.呼吸器系

肺水腫

著者: 町田昌巳1 小林大志朗1 深堀能立2

所属機関: 1公立富岡総合病院泌尿器科 2群馬大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.276 - P.278

文献概要

1 はじめに
 肺水腫は肺血管外の水分が増加し間質,さらに肺胞内に貯留し,ガス交換が障害された状態である1)。治療の遅れは致命的となりうる。術後合併症としては,大量の輸液,輸血が必要となる手術,腎不全,心不全,虚血性心疾患患者の場合に特に注意が必要である。
 泌尿器科手術の場合,術中の尿量が明らかでないことや,凝血防止のために多めの輸液を行うこともあり,肺水腫の誘因となることがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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