文献詳細
増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて
Ⅳ.術後合併症とその管理 3.呼吸器系
文献概要
1 はじめに
肺水腫は肺血管外の水分が増加し間質,さらに肺胞内に貯留し,ガス交換が障害された状態である1)。治療の遅れは致命的となりうる。術後合併症としては,大量の輸液,輸血が必要となる手術,腎不全,心不全,虚血性心疾患患者の場合に特に注意が必要である。
泌尿器科手術の場合,術中の尿量が明らかでないことや,凝血防止のために多めの輸液を行うこともあり,肺水腫の誘因となることがある。
肺水腫は肺血管外の水分が増加し間質,さらに肺胞内に貯留し,ガス交換が障害された状態である1)。治療の遅れは致命的となりうる。術後合併症としては,大量の輸液,輸血が必要となる手術,腎不全,心不全,虚血性心疾患患者の場合に特に注意が必要である。
泌尿器科手術の場合,術中の尿量が明らかでないことや,凝血防止のために多めの輸液を行うこともあり,肺水腫の誘因となることがある。
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