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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻4号

2001年03月発行

増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて

Ⅳ.術後合併症とその管理 7.尿路系

急性腎不全

著者: 影山幸雄1 木原和徳1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院尿路生殖機能学

ページ範囲:P.312 - P.314

文献概要

1 はじめに
 急性腎不全は,「急速に進行する腎機能低下と高窒素血症を主徴とし,主に可逆性の経過をたどる症候群」と定義される。外科手術は依然として急性腎不全の主要な原因の1つであり,軽度のものを含めれば25%の症例で手術後早期に血清クレアチニンの上昇がみられるとされている1)。手術後の急性腎不全の多くは原因が除去され,また適切な管理が行われれば時間の経過とともに回復するが,対応を誤れば全身状態の悪化から致命的ともなりうる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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