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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻5号

2001年04月発行

綜説

上部尿路結石症の再発予防に対する食事指導の功罪

著者: 井口正典1

所属機関: 1市立貝塚病院泌尿器科

ページ範囲:P.293 - P.304

文献概要

 今日,生活習慣病の予防に食事指導の必要性が強調されている。わが国における上部尿路結石症は,疫学的観点からみて生活習慣病の1つであることはいうまでもなく,近年,食事指導の重要性が認識されつつある。しかし,すべての結石患者に食事指導は有用なのか,換言すれば食事指導だけですべての結石を予防できるのか,具体的にどのような食事指導が結石の再発予防に有用であるのかなど,その内容については十分周知されたとはいい難い。患者に食事指導を行う医師は,患者に伝える何倍もの情報を知っておく必要がある。そこで,本綜説では食事指導に関する内外文献をレビューし,EBMに則って食事指導の意義を具体的に解説した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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